たまにおられます、こういう方。
会うと必ず第一声に『儲かってる?』
まぁ、これはたぶん口癖なんでしょう、気になることは有りません。
ただ、木工芸をやってるという会話の中で、『儲かる?』と言って来られる方、います。それも顔を合わせるたびに。
はっきり言って、私にとっては愚問です。
きっとその人にとっては、『儲かる=良い仕事』『儲からない=何でやってるの?』てな感じでしょうか。まぁ稼げるに越したことはないですが。
儲かるわけないじゃないですか。設計の仕事に比べたら、比較するまでもありません。
価値観の違いなんでしょうが、稼げるかどうかを第一の判断基準とする思考回路の方だと、会話が成り立ちませんね。
木の話をしていても、道具の話をしていても、最終的に金の話になります。
ビジネスとは費用対効果が大切であることはわかりますが、その向かい方は人それぞれ。
このような方々(悪い意味では無いです)とは、現在は付き合いもほとんど無いですが・・・
ちなみに工房に来られる方は、一人もそのような方はいないです。

元来は趣味で作成していたのが製作依頼が来るようになったために価格を設定し、現在に至っているわけです。
最初から儲かるとは思っていません。
それもほとんどが材料と工具に消えていきます。

楽しいからいいんです。
ただ、維持するためには価格設定・変動がどうしても伴います。

先日、若手建築設計士の育成アドバイザーの依頼が来たのですが、断ってしまいました。
稼ぐ意味では一つの選択肢ですが、とにかく時間がありません。
毎日がフル稼働状態です。
設計の仕事もかなり忙しかったですが、今はその比ではないですね。
日中は木を削り、寝る直前まで図面を書く日々です。

とにかく今は木を削っていたいのです。